1984年2月1日に廃止となった別府鉄道と国鉄高砂線の廃線跡ぶらぶら散歩の前編です。 別府鉄道はかつて化学肥料を輸送するための鉄道として兵庫県加古川市付近を走っていました。 野口線は野口〜別府港、土山線は別府港〜土山駅間を結んでいました。 野口線の野口駅ではこちらも同じ日に廃止となって国鉄高砂線と接続していました。 国鉄高砂線は加古川〜野口駅間を結んでいた路線です。 最初は山陽電鉄本線の尾上の松駅から歩きました。 所々に当時の駅名標や車両の展示があり、大切に保存されているなと思います。 山陽電鉄の尾上の松駅から15分歩いた所にある鶴林寺です。 かつてはこのお寺の近くに国鉄高砂線の鶴林寺駅があったようです。 さらに進んだ所にある鶴林寺公園内に蒸気機関車が保存展示されています。 ただ屋根がないため駅名標も含めて保存状態は決していいとはいえません。 大きな公園内にひっそりと。 元々は国鉄高砂線で活躍していたようです。 C11という形式のようです。 場所が変わって、こちらは野口駅跡です。 駅名標と車輪が展示されています。 周辺風景ですが、加古川市役所の近くです。 歴史案内板です。現在は周辺をバスが走っています。 さらに場所が変わりまして、こちらはJR土山駅前です。 かつての別府鉄道土山線の線路跡が遊歩道になっています。 所々にモニュメント碑があります。 私の本籍地は兵庫県(尼崎)ですが、別府鉄道は知らなかったです・・ JR土山駅から山陽電鉄の播磨町駅方面へ歩きます。 さて廃線跡を歩いていると何やら車両が見えてきます。 播磨町郷土資料館内に展示されています。 廃止されるまで運転されていたようです。 最盛期でも1日10往復ほどの運転だったようです。 こちらは屋根つきなので保存状態は良好です。 車内にも入ることができます。 とてもキレイにされています。 当時の写真パネルが展示されています。 郷土資料館の向かいには遺跡のような公園があります。 前編は以上になります。 まだ訪れていない廃線跡があるので後編は訪問後になります。 廃線から40年近くたっていますが、今でも大切にされている所もあり懐かしむ方もいらっしゃるようです。 行程としては山陽電鉄尾上の松駅から鶴林寺・野口駅跡方面へ歩きJR加古川駅へ。 そのあとJR土山駅から山陽電鉄播磨町駅へ歩きました。