4つ目は、大 阪〜奈 良 です。
この区間には、JR大和路線、近鉄奈良線が競合しています。
昭和末期までは近鉄が圧倒的に優勢でしたが、現在ではJRの利用者も増えてきています。
大阪ステーションシティが開業してJR大和路線の快速電車が増えています。
JRの日中の快速は大阪環状線からの直通運転となっています。
なお難波を参考にすると、JRは難波から奈良への直通快速はないので天王寺とします。
これによって、近鉄は鶴橋を参考駅とします。
(20/04/16色々と修正)
A・JR大和路線(天王寺〜奈良)
では、JR大和路線についてです。
こちらの路線は電化されたのが遅かったですが、かつては名古屋までの直通列車もありました。
快速が大阪環状線から奈良まで直通運転されて利用客が増えましたが
昭和の時代に使われていたのは113系。固定クロスシート車です。
乗り心地は悪いものでした。
しかし、現在は221系で乗り心地はとても良いものとなっています。
競合路線としての参考のため天王寺〜奈良間としました。
運賃は470円。途中の駅数は14駅。所要時間は約34分です。
日中は大和路快速と普通(JR難波〜王寺)が、それぞれ15分に1本走っています。
また快速の途中の停車駅は、久宝寺・王寺・法隆寺・大和小泉・郡山です。
B・近鉄奈良線(鶴橋〜奈良)
次に近鉄奈良線です。
この線は実は近鉄の「ドル箱路線」。
利用客が一番多い路線です。
競合路線の参考のために、鶴橋〜奈良としました。
朝夕・日中も含めて普通・区間準急・準急・急行・快速急行と一部時間帯は特急も走っています。
運賃は500円。途中の駅数は19駅。所要時間は快速急行で約35分です。
日中は快速急行と急行を合わせて10分に1本走っています。
なお快速急行の停車駅は、生駒・学園前・西大寺・新大宮です。
急行は、快速急行の停車駅プラス布施・石切に停車します。
それでは☆私的な見解☆です。
スピードでは同等。運賃は比較しにくく、列車本数的には近鉄優勢ですがJRも増発されています。
確かにJRの大和路快速は乗り心地はいいですが、天王寺からは座れる確率が低いです。(大阪からでも低い。)
近鉄はラッシュ時を除けば、比較的すいています。
私の結論は近鉄優勢です。
なお、参考までにJR難波⇔JR奈良は570円。
近鉄も同じく難波⇔奈良は570円です。
JRはJR難波からは各停に乗車して天王寺で快速に乗り換える手間がかかります。
近鉄は快速急行が阪神三宮発になり着席確率は低いですが、急行なら難波発。終点まで座っていくことができます。
また大阪駅から奈良駅までの運賃はなんと「810円」と高いです。
特定区間運賃が適用されないためですが、天王寺で一旦改札を出て切符を買いなおすと
(大阪〜天王寺の)200円と470円で670円となります。
(ちなみに大阪から環状線で鶴橋まで行き、近鉄に乗り換えると680円です。)
なお、世界遺産である興福寺など、観光名所へは近鉄奈良駅の方が近いです。
(JRだと奈良駅から基本的にはバス利用になります。)